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太陽を盗んだ男(ラストのネタばれなし)
沢田研二,菅原文太,池上季実子,北村和夫,長谷川和彦
¥ 2,263
1979年公開の映画です。歌手活動としては「カサブランカ・ダンディ」をリリースしてた頃といえば、なんとなく想像つく時代だと思われますが、ジュリー31歳、若いです。

無気力な中学の理科教師が、修学旅行中に巻き込まれたバスジャック事件をきっかけに出会った警部の行動がきっかけで教師の心で何かが弾け、なぜか知らないけど、原発からプルトニウムを盗んで「自宅で原爆」を作ってしまい政府を恐喝。しかもそのネタが「野球中継を最後まで放映しろ」とか「ストーンズを日本に呼べ」などといった、なんとも人を食ったもので要求はあっさりと実現するのだけど、その後どうしたらいいのか謎の展開になって…

…と、当時は「自宅で原爆」とか「理由なき無差別犯罪」なんていうのは破天荒な展開だったと思うのですが、その後たった20年くらいで地下鉄に毒物撒いたり連続通り魔や「9番(=彼の名前@当時は世界の原爆保有国は8カ国だったため)」といえる状況ではなくなってしまいました。バスジャック先が皇居だとか国会議事堂へのゲリラ撮影など、思想的に見たらアナクロな面はありますが、この映画の世界が滑稽なフィクションの世界で済んでしまわなそうな状態になっているんですね。

そして、半ば持て余した感もある原爆の為に(せいで)バスジャックのヒーローと同じだったとは気づかなかった菅原文太演じる警部との戦い。このシーンがまた凄いのです。懐かしの西部警察の元ネタであろうカーチェイスに、被弾したり車が大変な事になってもまだ生きている警部。もちろん、ジュリーは普通の部屋で原爆を作っているので被爆しているせいか、段々髪が抜けたりといった症状が出てくるのです。自分の命まで犠牲にして何がしたかったのかが意味不明になってくるっていうのも、現在どこかで見た事あるんですが。

現状を鑑みて対比してますが、この警部との戦い(ツッコミどころ満載)のおかげで、フィクションとして見る事ができるんでしょう。

東急本店や武道館のエキストラなど、貸し切ったのではないかと思われるほどの映画ならではと思わせる大掛かりさ、原爆を作っているときに「鉄腕アトム」の主題歌を口ずさんでいたり、完成した暁にラジオからボブ・マーリーの「Get up Stand up」が流れてはしゃぐ主人公。その他にも滑稽な設定なのに、ディテールにニヤリとしちゃいます。

きっと永瀬正敏はこういう役を演じてみたいのではないかなーと想像したりして。
(ちなみに、エンドロールには「戸川京子」の名前がありました。合掌)

70年代後半といえば傷痍軍人はほぼいなくなり、サングラスにタオルのマスクをしてヘルメットを被ったお兄さんたちを多く見た事は覚えています。しかし、そんな都会の風景ももうどこかに消えて、1980年になってジュリーは「TOKIO」でパラシュートを背負って再び都会に帰ってきたのでした。




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